第 1展示館


約50万年前、韓半島に旧石器文化が始まってから新石器と青銅器時代を経て、韓民族は悠久の歴史を受け継ぎながら、韓民族だけの独自的な文化を発展させてきました。その間数多くの外国の侵略がありましたが、団結の力で国難を賢明に克服し、燦爛たる文化の花を咲かせました。
この展示館には、先史時代から朝鮮時代後期の1860年以前までの民族史の根本と伝統文化、そして不屈の民族精神と国難克服の努力に関係した資料が展示されています。
支石墓ドルメン( 模型)

高くそびえるもの( テーブル式)を北方式、低いもの( 碁盤式)を南方式と分類している。
韓半島には世界の40%の支石墓が密集している。2000年にユネスコ世界文化遺産に登録された。
七支刀 / 百済 369年

長さ74.8cm。百済の王が日本の王室に送ったものと伝わっている。
人面文様瓦当 / 新羅 7世紀、慶州霊廟寺跡

石製龍頭 / 渤海 8〜9世紀、中国黒龍江省上京城の第1宮殿跡

上京城などの渤海の城跡で多数出土した。厄除けの瑞獣と思われた龍の形をしている。
海印寺蔵経板殿の演出模型

朝鮮王朝実録 / 朝鮮
朝鮮時代の太祖から第25代哲宗にいたるまで472年間の統治内容を編年体に編纂した日録。総1893巻。26代高宗と27代純宗の実録は日帝強占期に編纂されたために史料的な価値を低評価している。1997年にユネスコ世界記録遺産に登録された。(国宝第151号)
訓民正音解例本 / 朝鮮 1446年

自撃漏の縮小模型

自撃漏の構造は4つの水甕と2つの円筒形の青銅の水受け、時報装置からなっており、水受けと時報装置の間には金属玉を利用した動力装置が接続されていた。昼間は12等分し、時間ごとに十二支を表わす動物の人形が鐘を突いて時刻を知らせた。夜は5更に分け、人形が毎更ごとに更の数だけの太鼓を打った。
再現された自撃漏は1536年に製作されたものをモデルにして1/2に縮小したものである。(国宝第229号)
亀甲船再現模型 / 朝鮮

1795年編纂された『 李忠武公全書 』所収の図説に基づき、1/2.5に縮小した亀甲船の模型とともに当時の海戦の様子を再現して展示している。